【音波祭2017】8月最初の週末は音波祭/ONPAPSYに行くべき5つの理由。

静岡市街から約60キロ、大井川に沿って北上すること約2時間の場所、アプトいちしろキャンプ場にて、8月5日(土)~ 6日(日)、音波祭/ONPAPSYが開催されます。

https://www.facebook.com/events/125685871307450

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このパーティーに参加するべき5つの理由をご紹介します。

 

その1 時期が絶妙

梅雨も明けて夏本番のこの時期、音楽好きならばフジロックに注目してしまうのが性でしょう。お目当てのアーティストが出ないから今年はパス・・・と思っても、苗場の風景や、野外でビールを飲んでる写真を見たり、盛り上がってる様子を知ると、ついつい嘆息が。。。
あーやっぱり野外は良いなーと思って次週の野外イベントを探すと、なんと、関東近辺ではONPAPSYしかありません!
規模も400人程度でフジロックのように混雑していませんので快適ですし、静岡近郊にお住まいの方ならエイヤッと行けてしまう距離。週明けから準備をしても充分間に合いますし、前日に思い立って勢いで行くも良し!

 

その2 ロケーションが絶妙

冒頭に書いたとおり、静岡市街からは約60キロ、大井川に沿って北上して約2時間です。大井川ダムと長島ダムの間にあるキャンプ場は、日本で唯一のアプト式鉄道を対岸に臨むことができます。

 

左に見えるは、会場のアプトいちしろキャンプ場。
川を挟んだ右側にアプト式鉄道が走っています。
アプト式鉄道とは簡単に言うと、急勾配を昇り降りする際の安全確保のため、ギアをかませた仕組みの鉄道。現役のアプト式鉄道は日本で唯一だそうです。

 

 

音波祭

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想像してみてください。

 


人里離れた山の中

 

ゆったり流れる川のむこうにはアプト式鉄道

 

太陽の下響き渡る蝉の声

 

夕暮れにはヒグラシが歌い

 

街よりも少しばかり早く訪れる夕闇

 

もう、完全に、ぼくの夏休みですよ。やったことないけど。
さらに、夜は夜

 

ポツポツと灯り出すテントはカラフルで

 

酒と料理が会話を弾ませ

 

深夜に向けて静かに加速する熱気

 

熱気はそして渦となり、いざカオスへ突入

 

やがて日が昇り目にするのは、無数の廃人たち(笑)

 

最高ぢゃないですか!

 

2014年の様子がyoutubeにアップされていますが、最高です。

 

その3 VOIDとトンネル

ONPAPSYはステージが2つです。
トランス中心のメインステージのサウンドシステムは、世界最高峰の呼び声も高いVOID ACOUSTICS!音ヌケの良い野外でトランスがどう鳴るのか、一聴の価値ありです。
そしてテクノ中心のセカンドステージは、なんと、場所が廃トンネル!
こちらはVOIDではありませんが、トンネルがどう作用するのか楽しみですね。
その名の通り、トンネル効果で量子力学的な聴こえ方をするとかしないとか・・・

 

その4 豪華アーティスト陣

トランスでは、OUROBOROSを中心とした間違いない!という豪華アーティスト陣。
テクノ勢もベテランから新進気鋭まで、耳の肥えたダンスミュージックリスナーをうならせる実力派が勢ぞろい。
まずは、このプレイリストを垂れ流しして、一足早くONPAPSYへ!

soundcloud.com

 

その5 セカンドステージのmushic

手前味噌ですが、mushicはセカンドステージのトリです。虫ですがトリです。
初体験です、トリは。
だいたい毎回序盤なんです。だいたい毎回いつも同じメンバーと再会なんです。
それなのに、今回は5時から1時間。

往々にして野外イベントの最後って、こう、お客さんを天国へと送り出すような、まさに昇天な雰囲気が多いと思うんです。
速めなBPMで畳み掛けて「あなたはまだ生きてますよー、まだまだ行けますよー」って廃人たちをだまくらかして(笑)、最後に「はい、天国に到着でーす」と締めていく感じがするんですけど、けど、けど、

僕、そういうのできません。
いまのところ考えているのは、逆にドッロドロの沼地へ引きずり込んでいくスタイル。
愛を込めて、朝まで生き残ってしまったゾンビ達を土の中へ還していくスタイル。
夜寝てしまって早起きしたフレッシュな人たちにも聴いてもらえるようなバランスは取りつつ。

というわけで、mushicの朝のライブを見られるのは、ONPAPSYが初です。
早朝のmushicは、早朝の虫の音は、来ないと聴けません!
いや、どうせ録音してサウンドクラウドにアップするので、来なくても聴けます!
ですが、せっかくライブなんですから、生で聴いてください。

soundcloud.com

 

 

なお、メインステージは昼間まで続くので、お口直しはVOIDでどうぞ。

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どうですか。
8月最初の週末は、アプト式鉄道が見えるキャンプ場での野外パーティーに行くべきでしょう!


こんな記事を書いたのは、ONPAPSYがフリーパーティーの、レイブの精神を持って開かれているからです。
呼んでもらったONPAPSYに1人でも多くのスキモノが集まれば良いなと思ったからです。
ただ、僕は何者でもありません。集客力の無さには自信があります!そして定評があります。悪評ですね。これを読んで少しでも興味を持ったら、是非遊びに来てください。きっと楽しめるはずです。
そして腑抜けた顔で、胸にMOGWAIと書かれたTシャツを着てウロウロしている男を見かけたら声かけてください。乾杯しましょう。

 

音波祭 2017
8.5 (sat) - 6(sun) @アプトいちしろキャンプ場

Entrance fee: 3,000yen
※中学生(満16才)以下無料

開場/Gate Open: Sat 10:00
※閉門/Gate Close: Sun 0:00
Party Time: 12:00 - 12:00, 24hours!

【重要!必ずお読みください】
土曜お昼(10時頃)にエントランスを開場し、夜0時に受付を完全終了します。以降のご入場は一切できませんので来場時間にご注意ください。(退場は可)
※どうしても夜間にしか来場できない方は事前にご連絡いただければ個別に対応します。(当日不可)
onpapsy@gmail.com

 

【NOTICE】
・音波祭は24時間ぶっ通しのパーティーです。チルアウトや救護スペースなどのケアシステムを整備しますが、真夏の暑い時期ですので自身の体調管理には万全を期してください。
・土曜お昼にエントランスを開場しますが、夜0時で受付を終了します。以降のご入場は一切できませんので来場時間にご注意ください。(退場は可)
※どうしても夜間にしか来場できない方は事前にご連絡いただければ個別に対応します。(当日不可) onpapsy@gmail.com
・パーティーを円滑に運営する為、会場の出入り口を始めとするセキュリティを警備会社に委託します。受付時間外に無理な進入を試みるなど、運営の妨げとなる行為はご遠慮ください。
・ゴミは必ずお持ち帰りください。ゴミ袋が足りない時はオフィシャルバー海坊主にてお配りします。
・一般良識を守って、自由自在に遊びましょう。

Not commercial, Not competition,
Let's share free rave spirits.

https://www.facebook.com/events/125685871307450

【ableton live】liveでライブをするときにDJのようにキレイに曲を繋ぐには

ableton liveでライブをするときに、DJのようにスムーズに曲をつなぐために試行錯誤した件。

 

 

ableton live最大の欠点は、その名前にあると思います。
ableton live エイブルトンライブ。
いや、分かりやすいんですよ。確かに。制作だけじゃなくてライブもできるよ!という機能をアピールするためにliveという名前にしたはずで、果たして「自分で作った曲でライブしたいぜ!」と考える僕みたいな人間が買うんですが、ネットで何かを調べるとき、特にライブ(パフォーマンス)特有の事柄を調べるときって、liveって名前が邪魔しませんか?

例えば「他の人はライブのときに、マスターにリミッター以外何を入れてるのか」とか「他の人は、ライブのときにどういうルーティングをしているのか」などを調べるので、およそ「ライブのときに」ってのがポイントになるんですが、検索キーワードに「ableton ライブ セッティング」と入れても、abletonでDJをする場合のセッティング方法が必ず上位表示されてしまう。ライブをソフト名のliveと誤認識されてしまう。

違う違う そうじゃ そうじゃない

liveでライブをするときのセッティング例を知りたいだけなのに。
あー、キーワード変えないとダメかと思い「ableton パフォーマンス セッティング」と変えてもやっぱり「ableton liveはパフォーマンス性に優れたDAWです」的なサイトが引っかかる

違う違う そうじゃ そうじゃない

参考になるような誰かのセッティングは結局見つからず、自分なりの試行錯誤を繰り返して今に至る訳ですが、このキーワード問題は厄介ですよね。
ライブと呼ぶのかパフォーマンスと呼ぶのか、はたまた演奏と言うのか、言葉って難しい。

 

そして本題。
ここ最近ライブのときに気になっていたのが、曲と曲のつなぎ方。
DJのようにイコライザーを使って、ローだけ切って、次曲のハイを上げてって、ミッドを混ぜて、ブレイク終わりに次曲のキックをドーンと。みたいなつなぎがやりたくて、やれなくて、会いたくて震えて。

ableton liveだと標準でそれができないんですよね。
ableton liveでDJするんだったら基本2トラックだけで済むので、それぞれにイコライザーをインサートしてmidiコンで操作すれば良いのだけど、僕の場合は約10トラックで1曲。60分のセットで約10曲なので合計100トラック!それぞれの曲はグループでまとめているけど、10個のグループそれぞれにイコライザー入れてたらルーティングもMIDIマッピングも面倒!
なので、今までは各トラックのクリップを停止させたり、音量を落としたりして繋いでました。

でもそれを変えたいと思った理由は2つ。
・めんどくさい
・つなぎの部分が長くなってかっこわるい

まーめんどくさいんです。キックを切ったから次に上モノを徐々に下げて、あーハットもシンプルなやつに戻して、えーっとこのドローンのサウンドは残して・・・みたいなのを考えるのは、毎回やってると段々雑になるという。
だからといってアレンジメントビューで構成作ってかけっぱなしってのも、なんか詐欺みたいじゃないですか。中島みゆきが紅白に出場!ただし黒部ダムから中継で!みたいな。
余談ですが、クロアチアから来たダルトンが「再生ボタン押した後にパソコンでサッカー中継見てたDJがいた」と言ってましたが(嘘でもジョークでもない!と何度も言ってた)、まさにボタンプッシャーじゃないですか。

閑話休題。上記のようなつなぎ方をすると自然と次曲までの間が長くなり、熱量がリセットされてフロアが白ける。そして誰もいなくなった

ということで、どうにかスムーズに曲をつなげる工夫をしようと試行錯誤していました。ネットで探せないんだもん。

 

◆対応策その1
abletonのクロスフェーダーを利用。
まぁ簡単なとこから。今まで一回も触ったことのなかったクロスフェーダー。APC40 MK2にもフェーダーが付いてるし!ということで何回かライブで実践。各曲をAとBに振り分けて、フェーダーでフェードイン/アウトしていく方法。しかしイコライザーが無いと、なんとなくカットインみたいな繋ぎ方になってしまう。いや、次曲のクリップをそれ用に用意すれば解決するのは分かってます。分かってますが、なんか違うんです。

 

◆対応策その2
DJミキサーのVSTを利用。
探したらフリーでヴァーチャルDJミキサーなんてのがあったので試してみました。

matomevst.blogspot.jp

が、重い。いかんせん重過ぎる。
有料で無いかと軽く探しても見つからず。
というか、あったとしても、ルーティングが面倒だし、逆に手数が増えそうだったので断念。これは実機のミキサーを使わずにabletonだけで完結させたいPCDJ用だなという感じですね。

 

いよいよ困ったぞ、というときに思いついたのがコレ。

◆対応策その3

各トラックはグループでまとめて、そのグループの出力をsends onlyに変更。例えば1曲目はセンドAに全振り、2曲目はセンドBに、3曲目はセンドA、4曲目はセンドB・・・という風に。
そして、各センドに3チャンネルのイコライザーをインサート。それぞれのLOW、MID、HIGHをNOVATIONにマッピング

あら不思議。あれだけ悩んでたのに。こんな簡単に。
これなら、急に曲順を入れ替えたくなっても、センドする先だけ変えてあげればOKだし、コントローラー(NOVATION 25SL MK2)にマッピングすることで、いつでも操作可能。
これまではマスターにイコライザーを入れていたので、ローを切ると次曲のローも無くなってしまうというジレンマで、それを解決するためには、ローを切る→ローが出てるクリップを停止→ローを上げる→次の曲のローを再生ってな感じの操作をしていたんですが(いや、これが効率悪いことも分かってます。分かってるんですが手グセってイヤですねー)

 
世のライブユーザーには常識なのかもしれませんが、ふと見つけた「sends only」の文字。センドって、こう、そっちにも送るというか何というか、まさにセンドじゃないですか。まさかsends onlyなんて機能があるなんて。途方にくれていた僕に舞い降りた神です。瀕死の悟空に与えられた仙豆みたいな。sendsみたいな・・・。
もともとセンドはうすーくリバーブやディレイをかけるくらいしか使っていなかったので、これで解決とします。センドを使うことで大きなリターンを得ました。センドでリターンを得ました。上手いことオチがついた。上手くない。

 

解決策が見つかったところで、あらためて「ableton sends only」で検索すると、公式のマニュアルが引っかかって

Liveのリターントラックは、サブミックスにも使用できます。トラックの[Output Type]に[Sends Only]オプションを選択し、[Send]コントロールを希望に応じて調整します。これで、リターントラックがサブミキサーチャンネルとして動作するようになります。

ですって。
要は、僕が試行錯誤を繰り返してやっと辿り着いた方法ですよね。それがマニュアルに載ってたってことですよね。。。何たる徒労!
まぁこう書くしか無いんだろうけど、初見でこれ読んでなるほど!ってならないですよ。サブミックスなんて言葉、普段使わないでしょ。
でも解決したのでスッキリ!

 

 

 

と書いたは良いものの、このセッティングにしてから、abletonが激重!
再生ボタン押しただけで、あっという間にCPU使用率50%を上回る。1分もしないうちに60%になり、ノイズ乗りまくりで使い物にならない感じ。
え?センドが悪いの?嘘でしょ?
windowsの電源設定を確認し、直近のwindows updateのアンインストール、ディスククリーンアップ、してもダメ。
さらにブラウザ(chrome)も重い。いつもはabletonが多少重くなってもブラウザに影響が出ることは無かったのに。
またもや試行錯誤の結果、前述のヴァーチャルDJミキサーをvstフォルダから削除したら直った。セットには使ってません、ただvstフォルダにdllを置いていただけなのに、関係するんですかね。もともとこのVSTは32bit用だったのでjbridgeで64bit化して使っていました。それも関係あるのかな。

 

7月21日(金)は沼津でライブです。Masaru Uchidaさんからお誘いいただき、沼津のCalle5411です。BPM125くらいの田舎テクノを。きれいに繋ぎます。

The Tunnel


22:00-22:30 GnG.(Live)
22:30-23:30 mushic (Live)
23:30-00:00 Japanese Drone Project (Live) 
00:00-00:40 Masaru Uchida (Live) 
00:40-01:40 Keita Endo(DJ)
01:40-02:40 V. (DJ)
02:40-03:30 Kozi Komatsu (Live)
03:30-04:30 Kinos (DJ)
04:30-end Akira Featuring Psychemin (Live & DJ)

 

久しぶりの東京のクラブ

6月24日(土)、CONTACTにて行われたGlobal Arkのアフターパーティーへ。
久しぶりの大きな箱は良かったです。
渋谷にあるということで、もう少し雑多な雰囲気を想像していたのですが、Global Arkのアフターパーティーという性格上、オトナが多くて居心地の良い空間でした。

オーガナイザーのMIKUさんが、以前僕が渡したデモCDを聴いてくれたそうで「border communityっぽいね」との評をいただく。
そうなんです、nathan fakeを知って自分でも音楽を作り始めたんです!分かりますか!?と興奮気味に返事をしたら「俺も好きだからね」とポツリ。

本祭では遊ぶ余裕などなかったオーガナイズチームの皆さんも終始笑顔。多幸感と祝祭感あふれる中パーティーも終盤へ。ラストに登場したMIKUさんのプレイにロックされ、フロア中央で突っ立ったまま動けなくなっていると、最後にかかったのはまさかのnathan fake!しかもfour tet remix!

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え?あの会話をしてこの曲ってことは、え?僕のために?と思わずにいられず、大興奮。終了後、MIKUさんにその旨伝えると「ね、好きって言ったでしょ」といたずらっぽく笑った。

 

 

GLOBAL ARKも終わり、7月を迎え、いよいよ夏本番です。
この夏はいつもより精力的にライブします。

 

まず次回ライブは7月16日(日)、3連休の中日です。
富士宮AERAにて、DJ SUGIURUMNをゲストに迎えるmad focus 5に出演です。

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 ◆DJ LINEUP(昇順)
AMI
HIRAMOTO
KATSU VOLIC
KEITA ENDO
KOZI
SANO KAZUYA
SUGURU MOCHIZUKI
Takayuki Nagai
TSUYOSHI
U-1
YOSUAKI
.
◆LIVE ACT
MASTER MASTER
music
.
◆LIVE PAINT
MASUMI

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大阪からPAチームが来て、ファンクションワンの性能を最大限発揮できるようチューニングしてくれるようです。
SUGIURUMNさんのアルバムリリースパーティーとして、富士宮・富士・静岡のアーティスト勢ぞろいで賑やかに開催。

是非。

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グローバルアークを終えて

山梨県八ヶ岳の美し森ロッジにて開催されたGLOBAL ARK 2017は無事に終了しました。まずは、オーガナイズチームの皆様、お疲れ様でした。そして、ご来場の皆様ありがとうございました。

 

僕mushicが出演したのは、初日の金曜日18時半~。トップバッターです。
開場して間もないのでお客さんはまだ少なく、暗くなる前にテント設営を終えようとするから忙しく、それでも思ったよりも多くの人がフロアに集い、踊ってくれて、なんかそれだけで感無量でした。

3日間のパーティーのトップバッターとして、どんなセットにしようかと悩んだあげくやったのは
BPMは120前後
・揺らぎ
・若干センチメンタル
をテーマにしたセット。

soundcloud.com

 

事前の準備期間はとても悩んだ。
まず、そのラインナップの豪華さに興奮し、何とか爪痕を残してやろうと気負うわけです。張り切らない訳が無いじゃないですか。
もちろん自分たちで催すパーティーや地元で呼ばれるイベントも張り切るし緊張はするし、どんなセットにするかじっくり練るし、不安は尽きません。
趣味として始めた音楽を人前で披露しているだけなので、失敗したって誰も咎めないし、その代わり誰かに気に入られなければ「次」は無い。一回一回のライブを大切にしてそれに向き合うからこそ、グローバルアークには今まで出演したパーティーとは違う色々なことを考えずにはいられないのです。単純な規模ではなく、その期待値の高さにいつもと違う興奮を覚えるのです。

 

ただ考えすぎた結果、方向性を見失いかけ、とめどなく湧き出る自己顕示欲に悩まされセットを決められずにいた頃に、我が盟友にしてマネージャーでありプロデューサーである伊藤氏から、相談したわけでもないのに送られてきたリンクが↓

RA: オープニングDJの秘術


要は、音が止まることがめったにないクラブミュージックのイベントでは、オープニングの演者がそのイベントの良し悪しを決める、ということですね。
まぁ至極当然のことなんだけど、こういう経験則から得た感覚を、改めて誰かが咀嚼した文章で読むと、色々と気づきます。
思い浮かんだのは、
バンドイベントやフェスの場合、それぞれの出演者が点で、点と点を結んだ結果1本の線になるイメージ。
それに対してクラブイベントやレイブ・パーティーの場合、オーガナイザーが用意した線が既に存在していて、出演者が点で、線を導くイメージ。うーん、この語彙力と表現力の無さ!
例えると、壁に画鋲を適当に打って、そこに紐を這わせるようなイメージ。この例えで言うと、前者のバンドイベントは、壁に画鋲を適当に打って、その画鋲を結ぶ直線を描くイメージ。
まぁ伝わらなくてもしょうがない、とにかくそんなイメージを持ったのです。

 

 ってなわけで、タイムテーブルを見て(主催者曰く、推理小説のような多重の意味と複線が散りばめられたタイムテーブル)、主催者の用意した線を見つけようとしたんですが、まぁ難しい。結局思い浮かんだ上述のテーマに沿う曲を自分の手持ちの中から探して順番を決め、ライブに挑んだのです。

 

ライブは大成功。だったはず。
あー気持ちよかった。
「からだじゅうに広がるパノラマ」というドラゴンボールZのオープニングの歌詞の意味が分かったくらい気持ちよかったです。あ、作詞は森雪之丞ですって。 
完全に、出色の出来栄えってやつでした。


 自分の出番が終われば飲んで食ってスタッフとして仕事して、だったんですが、グローバルアークのもう1つの目的「DJ MATSUNAMIを驚かす」を忘れてはなりません。
参照:GLOBAL ARK2017 - mushic's blog

やっぱ重要なのは再会の瞬間です。思い入れがあるのは僕の方だし、ましてや別れた恋人同士でも無いので、♪エンダ~イヤ~ みたいなBGMがかかることはないんですが、それなりにそれなりなはず。
実際どんな再会だったかと言うと、
なんと、
まさかの、
酔っ払ってて覚えてません。ズコー。

気が付いたときには既に一緒にいて、思い出せるのは、行く先々で「これたっつん(当時のニックネーム)で、俺の大学の後輩」と紹介してくれるMATSUNAMI先輩の横顔と、肩組んで歩いてたら転んでしまい、寝転んで見上げた満天の星空。きゃーロマンチック。
相変わらずご機嫌な酔っ払いで後輩は懐かしかったです。
相変わらずクールでディープなDJで後輩はしびれました。

DJ MATSUNAMI

 

 そして、偶然MATSUNAMIさんについて書いた記事を読んでいたMATSUNAMIさんの友達で、偶然北杜市に住んでたからGlobal Arkに遊びに来たという方とも会うことができ、パーティーは出会いの場(いや、変な意味ではなく)というパーティーの本質の1つを思い出した。
昔は、野外のパーティーに行く度に知り合い(往々にして名前といくつかの個人情報しか知らないのに、妙な安心感を覚える人が多い)が増えてってのが良くあって(自分が野外のパーティーに行くことがめっきり減っただけで、たぶん今もあるのでしょう)、千葉の山奥のパーティーで命を助けられた通りすがりの人に、数年後富士宮のふもとっぱらでバッタリ出くわしたりして、さらに命を助けられたというのに、名前を忘れてて若干気まずかったり。
自分がたっつんと呼ばれていたって理由だけで「ダッチョン」というあだ名で呼ばれる人とその場で仲良くなり、数ヵ月後渋谷の交差点ですれ違った男性に、考えるよりも先に「だっちょん!?」と声をかけたらビンゴだった。みたいな思い出。
そんなのもとんとご無沙汰だったけど、久しぶりに、こう「出会った感」を体験できたのは、Global Arkが持つ"レイブの匂い”が成せる業なんだなーと思った。
昔は良かったみたいな懐古的な感じではなく、昔あった匂いをまとった現在進行形のレイブ。イベントじゃなく、フェスじゃなく、レイブ。

 

おかげさまで、ライブも好評で、方々から色んなお誘いをいただき、mushic史上最大の追い風が吹いています。それについてはまた後日ということで、長くなったので今回は終わり。

 

 

 

 

 

 

5月20日(土)はAERA FUJINOMIYAでeclectic

2017年5月20日(土)は、レジデントを務める「Psyde3」の別パーティーとして、eclectic(エクレクティック)を開催します。場所は富士宮AERA


今回はギタリストNumakuraとのユニットNu:m(ナム)での出演です。21:00から90分セットで、1人でアンビエントから始めて40分くらい経ったらNumakura氏が入ってくる形になります。

Nu:mは、ギターとabletonによるライブユニット。
自身が率いるバンドNumakura & friendsで活動中のギタリスト沼倉久と、田舎テクノミュージシャンmushicの2人組。
Psyde3オーガナイザーshotaの考案・命名によって2016年お盆に結成。NumakuraのNuとmushicのmでNu:m(南無)という絶妙なユニット名。

ダブ・ダウンテンポ・テクノのトラック
         ×
ロック・ジャズ・ジャム・ノイズなギター

Jamバンドのギターとも違う、ロック一辺倒のギターでも無い、確かな技術に裏打ちされたバランス感覚を持った稀有なギタリストです。

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メインゲストはDJ MIKUさんと六弦詩人義家さん。

DJ MIKUさんは、80年代から一線で活躍されているリビングレジェンド。

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六弦詩人義家さんは、幻想的なバックトラックに共鳴するエレクトリックギターと詩の朗読を重ねた前衛的なパフォーマンスを繰り広げる孤高の吟遊詩人。

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お二人とも、6月に八ヶ岳で行われるグローバルアークのオーガナイザーです。

今回のeclecticに出演するmushic、V、KEITA ENDO、HIRAMOTOはGLOBAL ARKにも出演します。また今回もカレー&スイーツで腹を満たしてくれるMAHO JUNCTIONも、GLOBAL ARKに出店します。
そんなわけで、プレパーティー感満載でお届けするeclecticは5月20日(土)21時スタートです。会場の富士宮AERAが誇る最新鋭のサウンドシステムで良質な音でお待ちしています。

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不定期にパーティーを開催している【Psyde3】が新たなパーティー【eclectic】を始動。
2017年6月に八ヶ岳美し森ロッジにて開催される【GLOBAL ARK 2017】主宰のDJ MIKUさんと、同オーガナイズチームから六弦詩人義家さんを招いての開催です。地元富士宮からは、Underground party【Club Doikki】などを手掛けるKEITA ENDO、セルビアからやってきたDJ V.、山梨からはPsyTrance~Technoまで定評のあるTOKKUN、御殿場からはHIRAMOTOを招聘。LIVE actはNumakura & mushicによるNu:m(ナム)。
VJ、PA、FOODも入り、【GLOBAL ARK 2017】へのプレパーティー感を演出する。

Eclecticism Techno party

◆DATE:2017.05.20 (sat) 21:00 OPEN
◆PLACE:AERA fujinomiya
◆FEE:2000yen/1Drink付
◆GUEST DJ
・DJ MIKU (GLOBAL ARK)
◆LIVE
・六弦詩人義家 (GLOBAL ARK / KATANAKIZU)
・Nu:M (eclectic / Psyde3)
◆DJs
・KEITA ENDO (Club Doikki / LOVERS.)
・V. (Twinetrax)
・TOKKUN (SEXPLORER / NGS)
・HIRAMOTO (HARVE / tenbin)
◆VJ
・RYOUTA
PA
・鈴木 滋
◆FOOD
・La Esencia
・MAHO JUNCTION

 

 

GLOBAL ARK2017

2007年にableton liveを買い、テクノを作るようになった。
3ヶ月後に行われる自分達が企画した野外パーティーでライブをするために。
初ライブは散々な出来だったけど、森の中に響き渡る自分だけの音は実に心地よく、自分が客として行きたくなるような野外パーティーにいつか出演したいなーと密かに思った。

それから10年。
今年は野外パーティーでライブさせてもらいます。

まず、GLOBAL ARK (グローバルアーク)2017

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GLOBAL ARK 2017 グローバルアーク

2017.6.2(Fri) - 6.4(Sun)
八ヶ岳 美し森ロッジ
Gate Open 6/2 (Fri) 15:00 〜 Close 6/4 (Sun) 14:00

【 Wood Land 】ステージに出演させてもらいます。ありがとうshota。宜しくお願いしますグローバルアーク。錚々たる顔ぶれの中にクレジットされたmushicの文字を見ると、一介の田舎テクノミュージシャンとしては感慨深いものがありますが、その中でも思い入れのあるDJが1人。それを説明するには、僕とテクノの出会いまで遡ります。

 


元々ポップスやロックが好きなバンドマンで、ろくに弾けもしないのに生演奏こそ至高だと思っていて、高校生の頃に聴いたradioheadのOK computerを当時は受け入れられなかった。同級生に勧められた電気グルーヴも全然ピンとこなくて、むしろ無機質に聴こえるテクノや電子音は嫌いだった。

その後大学生になり、友達に誘われるがまま初めて行ったクラブは新宿。
大音量のテクノがかかる中で、サイバーでカラフルな人達が、ホイッスル吹きながら満面の笑みで踊ってた。踊り狂ってた。

まさにカルチャーショック。
もう、生演奏がどうとか、曲がどうとかじゃなくて、こんな世界・文化があるんだと。なんか文化としてすげーなーと感じるわけです。踊ったり喋ったり、とにかくみんな笑顔。そこから始まるクラブ漬けの日々。

田舎から都会に出てきた大学生のステレオタイプな大学デビューとしては満点な訳です。ゴアな服を買い、家でお香を焚くようになり、週末はクラブに通い・・・。

 

当時はyoutubesoundcloudSNSも無いから、家で聴くのはもっぱら友達が作ったMIX CDとMD。初めてもらったのは、DJをやってた先輩が作ったMIX MD。sandstormとか入ってた。はず。

その先輩とはサークルで知り合って、サッカーをやったり、イベントに誘ってもらったり、色々と可愛がってもらった。
2002年ワールドカップの日本戦のパブリックビューイング的なものを大学の構内で先輩達がやるっていうんで観に行き、ベルギーに先制されてすぐにトイレに行ったら先輩がいて、「いやー先制されちゃいましたねー」な会話をしている間に鈴木が同点ゴールを入れて見逃したってこともあった。

卒業後、先輩は東京で活動を続け、僕は静岡に戻り、疎遠になったけど、当時一番踊ったDJなのは間違いない。

イケイケを求めていた二十歳そこそこの僕に、渋ーいテクノのかっこよさを教えてくれた偉大なるDJ。

 

その先輩こそが、グローバルアークに出演するDJ MATSUNAMI氏。

ディープで上質なパーティーとして人気の「TRI-BUTE」を中心に活動しています。

 

matsunamiさんは、僕がいるなんて、ましてや同じ出演者だなんて思ってもいないだろうから、驚かせようと思うのです。

ちなみに、mushicはmushi(虫) + music(音)の造語で、音楽に聴こえたり雑音に聴こえたりするような音楽を作りたいなと思って名乗るようになったのだけど、matsunamiさんがやっていたパーティー「蟲の音」からも、インスピレーションを受けていたり受けていなかったり。

余談ですが、虫の鳴き声を「声」として認識するのは日本人とポリネシア人だけみたいですね。