グローバルアークを終えて

山梨県八ヶ岳の美し森ロッジにて開催されたGLOBAL ARK 2017は無事に終了しました。まずは、オーガナイズチームの皆様、お疲れ様でした。そして、ご来場の皆様ありがとうございました。

 

僕mushicが出演したのは、初日の金曜日18時半~。トップバッターです。
開場して間もないのでお客さんはまだ少なく、暗くなる前にテント設営を終えようとするから忙しく、それでも思ったよりも多くの人がフロアに集い、踊ってくれて、なんかそれだけで感無量でした。

3日間のパーティーのトップバッターとして、どんなセットにしようかと悩んだあげくやったのは
BPMは120前後
・揺らぎ
・若干センチメンタル
をテーマにしたセット。

soundcloud.com

 

事前の準備期間はとても悩んだ。
まず、そのラインナップの豪華さに興奮し、何とか爪痕を残してやろうと気負うわけです。張り切らない訳が無いじゃないですか。
もちろん自分たちで催すパーティーや地元で呼ばれるイベントも張り切るし緊張はするし、どんなセットにするかじっくり練るし、不安は尽きません。
趣味として始めた音楽を人前で披露しているだけなので、失敗したって誰も咎めないし、その代わり誰かに気に入られなければ「次」は無い。一回一回のライブを大切にしてそれに向き合うからこそ、グローバルアークには今まで出演したパーティーとは違う色々なことを考えずにはいられないのです。単純な規模ではなく、その期待値の高さにいつもと違う興奮を覚えるのです。

 

ただ考えすぎた結果、方向性を見失いかけ、とめどなく湧き出る自己顕示欲に悩まされセットを決められずにいた頃に、我が盟友にしてマネージャーでありプロデューサーである伊藤氏から、相談したわけでもないのに送られてきたリンクが↓

RA: オープニングDJの秘術


要は、音が止まることがめったにないクラブミュージックのイベントでは、オープニングの演者がそのイベントの良し悪しを決める、ということですね。
まぁ至極当然のことなんだけど、こういう経験則から得た感覚を、改めて誰かが咀嚼した文章で読むと、色々と気づきます。
思い浮かんだのは、
バンドイベントやフェスの場合、それぞれの出演者が点で、点と点を結んだ結果1本の線になるイメージ。
それに対してクラブイベントやレイブ・パーティーの場合、オーガナイザーが用意した線が既に存在していて、出演者が点で、線を導くイメージ。うーん、この語彙力と表現力の無さ!
例えると、壁に画鋲を適当に打って、そこに紐を這わせるようなイメージ。この例えで言うと、前者のバンドイベントは、壁に画鋲を適当に打って、その画鋲を結ぶ直線を描くイメージ。
まぁ伝わらなくてもしょうがない、とにかくそんなイメージを持ったのです。

 

 ってなわけで、タイムテーブルを見て(主催者曰く、推理小説のような多重の意味と複線が散りばめられたタイムテーブル)、主催者の用意した線を見つけようとしたんですが、まぁ難しい。結局思い浮かんだ上述のテーマに沿う曲を自分の手持ちの中から探して順番を決め、ライブに挑んだのです。

 

ライブは大成功。だったはず。
あー気持ちよかった。
「からだじゅうに広がるパノラマ」というドラゴンボールZのオープニングの歌詞の意味が分かったくらい気持ちよかったです。あ、作詞は森雪之丞ですって。 
完全に、出色の出来栄えってやつでした。


 自分の出番が終われば飲んで食ってスタッフとして仕事して、だったんですが、グローバルアークのもう1つの目的「DJ MATSUNAMIを驚かす」を忘れてはなりません。
参照:GLOBAL ARK2017 - mushic's blog

やっぱ重要なのは再会の瞬間です。思い入れがあるのは僕の方だし、ましてや別れた恋人同士でも無いので、♪エンダ~イヤ~ みたいなBGMがかかることはないんですが、それなりにそれなりなはず。
実際どんな再会だったかと言うと、
なんと、
まさかの、
酔っ払ってて覚えてません。ズコー。

気が付いたときには既に一緒にいて、思い出せるのは、行く先々で「これたっつん(当時のニックネーム)で、俺の大学の後輩」と紹介してくれるMATSUNAMI先輩の横顔と、肩組んで歩いてたら転んでしまい、寝転んで見上げた満天の星空。きゃーロマンチック。
相変わらずご機嫌な酔っ払いで後輩は懐かしかったです。
相変わらずクールでディープなDJで後輩はしびれました。

DJ MATSUNAMI

 

 そして、偶然MATSUNAMIさんについて書いた記事を読んでいたMATSUNAMIさんの友達で、偶然北杜市に住んでたからGlobal Arkに遊びに来たという方とも会うことができ、パーティーは出会いの場(いや、変な意味ではなく)というパーティーの本質の1つを思い出した。
昔は、野外のパーティーに行く度に知り合い(往々にして名前といくつかの個人情報しか知らないのに、妙な安心感を覚える人が多い)が増えてってのが良くあって(自分が野外のパーティーに行くことがめっきり減っただけで、たぶん今もあるのでしょう)、千葉の山奥のパーティーで命を助けられた通りすがりの人に、数年後富士宮のふもとっぱらでバッタリ出くわしたりして、さらに命を助けられたというのに、名前を忘れてて若干気まずかったり。
自分がたっつんと呼ばれていたって理由だけで「ダッチョン」というあだ名で呼ばれる人とその場で仲良くなり、数ヵ月後渋谷の交差点ですれ違った男性に、考えるよりも先に「だっちょん!?」と声をかけたらビンゴだった。みたいな思い出。
そんなのもとんとご無沙汰だったけど、久しぶりに、こう「出会った感」を体験できたのは、Global Arkが持つ"レイブの匂い”が成せる業なんだなーと思った。
昔は良かったみたいな懐古的な感じではなく、昔あった匂いをまとった現在進行形のレイブ。イベントじゃなく、フェスじゃなく、レイブ。

 

おかげさまで、ライブも好評で、方々から色んなお誘いをいただき、mushic史上最大の追い風が吹いています。それについてはまた後日ということで、長くなったので今回は終わり。