【ableton live】liveでライブをするときにDJのようにキレイに曲を繋ぐには

ableton liveでライブをするときに、DJのようにスムーズに曲をつなぐために試行錯誤した件。

 

 

ableton live最大の欠点は、その名前にあると思います。
ableton live エイブルトンライブ。
いや、分かりやすいんですよ。確かに。制作だけじゃなくてライブもできるよ!という機能をアピールするためにliveという名前にしたはずで、果たして「自分で作った曲でライブしたいぜ!」と考える僕みたいな人間が買うんですが、ネットで何かを調べるとき、特にライブ(パフォーマンス)特有の事柄を調べるときって、liveって名前が邪魔しませんか?

例えば「他の人はライブのときに、マスターにリミッター以外何を入れてるのか」とか「他の人は、ライブのときにどういうルーティングをしているのか」などを調べるので、およそ「ライブのときに」ってのがポイントになるんですが、検索キーワードに「ableton ライブ セッティング」と入れても、abletonでDJをする場合のセッティング方法が必ず上位表示されてしまう。ライブをソフト名のliveと誤認識されてしまう。

違う違う そうじゃ そうじゃない

liveでライブをするときのセッティング例を知りたいだけなのに。
あー、キーワード変えないとダメかと思い「ableton パフォーマンス セッティング」と変えてもやっぱり「ableton liveはパフォーマンス性に優れたDAWです」的なサイトが引っかかる

違う違う そうじゃ そうじゃない

参考になるような誰かのセッティングは結局見つからず、自分なりの試行錯誤を繰り返して今に至る訳ですが、このキーワード問題は厄介ですよね。
ライブと呼ぶのかパフォーマンスと呼ぶのか、はたまた演奏と言うのか、言葉って難しい。

 

そして本題。
ここ最近ライブのときに気になっていたのが、曲と曲のつなぎ方。
DJのようにイコライザーを使って、ローだけ切って、次曲のハイを上げてって、ミッドを混ぜて、ブレイク終わりに次曲のキックをドーンと。みたいなつなぎがやりたくて、やれなくて、会いたくて震えて。

ableton liveだと標準でそれができないんですよね。
ableton liveでDJするんだったら基本2トラックだけで済むので、それぞれにイコライザーをインサートしてmidiコンで操作すれば良いのだけど、僕の場合は約10トラックで1曲。60分のセットで約10曲なので合計100トラック!それぞれの曲はグループでまとめているけど、10個のグループそれぞれにイコライザー入れてたらルーティングもMIDIマッピングも面倒!
なので、今までは各トラックのクリップを停止させたり、音量を落としたりして繋いでました。

でもそれを変えたいと思った理由は2つ。
・めんどくさい
・つなぎの部分が長くなってかっこわるい

まーめんどくさいんです。キックを切ったから次に上モノを徐々に下げて、あーハットもシンプルなやつに戻して、えーっとこのドローンのサウンドは残して・・・みたいなのを考えるのは、毎回やってると段々雑になるという。
だからといってアレンジメントビューで構成作ってかけっぱなしってのも、なんか詐欺みたいじゃないですか。中島みゆきが紅白に出場!ただし黒部ダムから中継で!みたいな。
余談ですが、クロアチアから来たダルトンが「再生ボタン押した後にパソコンでサッカー中継見てたDJがいた」と言ってましたが(嘘でもジョークでもない!と何度も言ってた)、まさにボタンプッシャーじゃないですか。

閑話休題。上記のようなつなぎ方をすると自然と次曲までの間が長くなり、熱量がリセットされてフロアが白ける。そして誰もいなくなった

ということで、どうにかスムーズに曲をつなげる工夫をしようと試行錯誤していました。ネットで探せないんだもん。

 

◆対応策その1
abletonのクロスフェーダーを利用。
まぁ簡単なとこから。今まで一回も触ったことのなかったクロスフェーダー。APC40 MK2にもフェーダーが付いてるし!ということで何回かライブで実践。各曲をAとBに振り分けて、フェーダーでフェードイン/アウトしていく方法。しかしイコライザーが無いと、なんとなくカットインみたいな繋ぎ方になってしまう。いや、次曲のクリップをそれ用に用意すれば解決するのは分かってます。分かってますが、なんか違うんです。

 

◆対応策その2
DJミキサーのVSTを利用。
探したらフリーでヴァーチャルDJミキサーなんてのがあったので試してみました。

matomevst.blogspot.jp

が、重い。いかんせん重過ぎる。
有料で無いかと軽く探しても見つからず。
というか、あったとしても、ルーティングが面倒だし、逆に手数が増えそうだったので断念。これは実機のミキサーを使わずにabletonだけで完結させたいPCDJ用だなという感じですね。

 

いよいよ困ったぞ、というときに思いついたのがコレ。

◆対応策その3

各トラックはグループでまとめて、そのグループの出力をsends onlyに変更。例えば1曲目はセンドAに全振り、2曲目はセンドBに、3曲目はセンドA、4曲目はセンドB・・・という風に。
そして、各センドに3チャンネルのイコライザーをインサート。それぞれのLOW、MID、HIGHをNOVATIONにマッピング

あら不思議。あれだけ悩んでたのに。こんな簡単に。
これなら、急に曲順を入れ替えたくなっても、センドする先だけ変えてあげればOKだし、コントローラー(NOVATION 25SL MK2)にマッピングすることで、いつでも操作可能。
これまではマスターにイコライザーを入れていたので、ローを切ると次曲のローも無くなってしまうというジレンマで、それを解決するためには、ローを切る→ローが出てるクリップを停止→ローを上げる→次の曲のローを再生ってな感じの操作をしていたんですが(いや、これが効率悪いことも分かってます。分かってるんですが手グセってイヤですねー)

 
世のライブユーザーには常識なのかもしれませんが、ふと見つけた「sends only」の文字。センドって、こう、そっちにも送るというか何というか、まさにセンドじゃないですか。まさかsends onlyなんて機能があるなんて。途方にくれていた僕に舞い降りた神です。瀕死の悟空に与えられた仙豆みたいな。sendsみたいな・・・。
もともとセンドはうすーくリバーブやディレイをかけるくらいしか使っていなかったので、これで解決とします。センドを使うことで大きなリターンを得ました。センドでリターンを得ました。上手いことオチがついた。上手くない。

 

解決策が見つかったところで、あらためて「ableton sends only」で検索すると、公式のマニュアルが引っかかって

Liveのリターントラックは、サブミックスにも使用できます。トラックの[Output Type]に[Sends Only]オプションを選択し、[Send]コントロールを希望に応じて調整します。これで、リターントラックがサブミキサーチャンネルとして動作するようになります。

ですって。
要は、僕が試行錯誤を繰り返してやっと辿り着いた方法ですよね。それがマニュアルに載ってたってことですよね。。。何たる徒労!
まぁこう書くしか無いんだろうけど、初見でこれ読んでなるほど!ってならないですよ。サブミックスなんて言葉、普段使わないでしょ。
でも解決したのでスッキリ!

 

 

 

と書いたは良いものの、このセッティングにしてから、abletonが激重!
再生ボタン押しただけで、あっという間にCPU使用率50%を上回る。1分もしないうちに60%になり、ノイズ乗りまくりで使い物にならない感じ。
え?センドが悪いの?嘘でしょ?
windowsの電源設定を確認し、直近のwindows updateのアンインストール、ディスククリーンアップ、してもダメ。
さらにブラウザ(chrome)も重い。いつもはabletonが多少重くなってもブラウザに影響が出ることは無かったのに。
またもや試行錯誤の結果、前述のヴァーチャルDJミキサーをvstフォルダから削除したら直った。セットには使ってません、ただvstフォルダにdllを置いていただけなのに、関係するんですかね。もともとこのVSTは32bit用だったのでjbridgeで64bit化して使っていました。それも関係あるのかな。

 

7月21日(金)は沼津でライブです。Masaru Uchidaさんからお誘いいただき、沼津のCalle5411です。BPM125くらいの田舎テクノを。きれいに繋ぎます。

The Tunnel


22:00-22:30 GnG.(Live)
22:30-23:30 mushic (Live)
23:30-00:00 Japanese Drone Project (Live) 
00:00-00:40 Masaru Uchida (Live) 
00:40-01:40 Keita Endo(DJ)
01:40-02:40 V. (DJ)
02:40-03:30 Kozi Komatsu (Live)
03:30-04:30 Kinos (DJ)
04:30-end Akira Featuring Psychemin (Live & DJ)