abletonが突然重くなってきたときの対処方法(Windows)

 

今回はタイトルの通り、abletonが重くなってきたので、その原因と対処を備忘録的に。

 

【2018年7月加筆修正】

もともとこの記事は2017年8月に書いたんですが、チュートリアル的な内容ではなく、「急に重くなったけど、設定変更してたの忘れてただけで、設定戻したら大丈夫だったテヘペロ」みたいな記事でした。

ですが、タイトルがタイトルなだけに、検索に引っかかりまくりで、毎日毎日結構な閲覧数でした。
僕もそうなんですが、困ったから検索してるのに、引っかかった上位ページが関係無いとぶん殴りたくなるじゃないですか。
皆さんの役に立たないのは分かってたので「ごめんなさい、またちゃんとチュートリアル書きます」みたいな追記をしたんだけど、それ以来僕のabletonが順調だったので、そのまま放置してました。

 

2018年7月になって、やっぱり突然abletonが重くなってきたので、試行錯誤してなんとか安定化させた過程を書きます。

 

 

--------------------------------スペック-----------------------------------------------

パソコン:MacBook Pro (Retina, 15-inch, Late 2013) Core-i7、メモリ16GB、SSD

OS:Windows7 professional (bootcampにて使用)

オーディオインターフェイス:ALLEN&HEATH ZEDi-10

DAWAbleton Live 9.7.5

入出力サンプルレート:24bit 48kHz

バッファサイズ:256samples

ドライバエラー補正:-14ms

入出力レーテンシー:0.67ms

--------------------------------スペック終わり--------------------------------------

 

◆事前チェック事項(導入時から重い場合)

オーディオ処理のためのWindows最適化 – Native Instruments 

↑を丁寧に解説してくれてるところ

Windows7のオーディオ系チューニング | g200kg Music & Software

 

このチェック事項で、僕がやっているもの

●ASIOドライバー・・・当然、必須

レイテンシー設定・・・バッファサイズは256samples、ドライバエラー補正は-14msで、入出力レーテンシーは0.67ms。0msにしても大丈夫そうなんだけど、なんとなく遠慮して。

●入出力サンプリングレートは16bit、41.1kHz(CDフォーマット)でも良いと思いますが、24bit、48kHzで使っています。書き出し時に必要に応じてサンプルレートを落としています。
余談ですが、abletonの開発に関わったmonolakeことロバート・ヘンケは96kHzで録音したものを44.1kHzに落とすみたい。曰く、隠しオクターブが現れるとか何とか。僕は耳が良くないので分からない。

●デバイスマネージャーで、不要なデバイスをオフ・・・windowsですが筐体はMacなので、そんなにオフにはしていません。でも主要メーカーのwindows機は余分な機能が多いので、例えばbluetoothとか赤外線とか、あくまでも不要なものをオフにしてください。

●電源オプションを「高パフォーマンス」に設定・・・必須。

他にはUSBポートの電源設定も設定してあります。
ストレージはSSDなので、HDD関係の設定はしていません。

 

とにもかくにも、導入時からabletonが重い場合は、上記リンク先の通りに設定してabletonが安定するか試してください。
そもそもメモリが4GBだとか、CPUがi3とかi5のパソコンを使っている場合はDAWに不向きだと思います。上記リンク先の通りに設定しても改善されないなら、スペックの高いパソコンに替えてください。まずはメモリを増設するだけでも多少の効果はありそう。

 

 

abletonが突然重くなった場合の対処方法

僕の場合、それまで安定していたabletonの右上のCPUロードメーターが急に50%を超えるようになって(安定時は20%台だった。トラック数は約100、そのほとんどがMIDIトラック、トラックはフリーズせず)、その結果音にノイズが乗ったり遅くなったり、という感じでした。

調べて出てくるのは
・サンプリングレートを落とせ
・オーディオバッファを下げろ
・トラックをフリーズさせろ
とかが多いけど、正直「今の設定で何年も安定してたのに、何で設定落とさないといけないの」と思ってます。悪いのはabletonじゃなくてwindowsでしょ、と。
そこで、今回行ったパソコンの設定をご紹介。万人に当てはまるかは保証できません。

 

●ストレージの容量を空ける・・・あまり意味無かった。
もともと、16GBのwindows機が欲しかったんだけど良いのが無かったのでMacを買い、bootcampでwindows7をインストールしてあるんですが、予算の関係上256GBのSSDにしかできなくて、しかもMacも使うつもりだったのでwindowsに割り当てたのは半分の128GB。今となってはMacは一年に一回使うかどうかなので、パーティションを分け直したいのですが、再インストールは面倒くさすぎる。
なので、ここ1年くらいは空き容量が1GBに満たないこともあったのですが、それでもabletonは快適だった。今回abletonが重くなったことで一念発起、空き容量を50GBまで増やしたのですが、状況は変わらず。

 

●メモリ開放・・・意味なし。
もともとabletonを立ち上げるときは、一旦再起動させてはいたんですが、一度起動したら気にせず。chromeでタブ10個くらい開いたままだし。
物は試しということでCCcleanerや、めもりくりーなーを使いましたが、そもそもメモリは充分空いてるの。問題はCPU使用率なの。CPUロードメーターが70%以上になっても、タスクマネージャーでCPUをモニターすると、abletonのCPU使用率は23%なの。この乖離は何?

 

●不要なプログラムの削除・・・意味なかった。

 

●使っていない常駐プログラムのオフ・・・そもそもオフにしてあったから、やっぱり意味なし。

 

windows updateの削除・・・直近のwindows updateが影響を与える可能性は大いにあるけど、残念ながら僕は自動アップデートはオフ。最近手動で更新したものも無い。

 

●ウイルス・・・カスペルスキー先生は問題無しと言っている。

 

abletonのリセット・・・意味なし。
最近行った操作のカスとか溜まってるんじゃないのと思ってリセットしたけど変わらず。
ちなみにリセット方法はコチラ。

http://www.beatmakingentertainment.com/?p=21610

 

WAVESプラグインの削除・・・意味なし。
正直、これが一番あやしいと思ってた。重くなる2日前に、4曲が同居してるalsファイルのベースそれぞれにWAVESのRBass(倍音を増やすエンハンサー)を入れたので、オフにしたり削除したけど、変わらず重いまま。最後までRBassが原因という可能性だという考えを捨て切れなくて、削除したままにしようとしたけど、他のエンハンサーとは比べ物にならないくらいベースが良くなるので、結局挿したまま。
他のVSTは、音を鳴らしたままUIを開いたり閉じたりしても影響が無いのに、RBass(というか、WAVESプラグイン全体に言える)はUIを開閉するだけで音が止まるので、重いのは間違いないけども。

 

 

 

●温度管理・・・ふと気づいたんですが、Macが熱い。bootcampでwindowsを使っていると、通常のMac以上に熱くなる傾向になるそうで、さらにabletonを動かしたら、それはもう!ってことで、ファンコントロールのソフトの設定を変えて(75度にならないようにしてみた)、本体下部に通気のスペースを設けたら、なんとableton安定!
去年書いた(この加筆は2018年7月に書いています)のも7月、8月。あ~そういうこと?

 

今回の結論。急に重くなったら温度管理!
CPU温度が上がると、温度を下げるために、マザーボードが処理速度を落とす(らしい)ので、設定を変えてないのにabletonが重くなるのも納得できる。
まずはファンコントロールのソフトを入れてみたけど、思い立ってMacbook Proを開けてみた。7年掃除をしないままのノートPC内部は、CPUファンから通気口に至るまで埃まみれ!エアーダスターで吹いて綺麗にしたら、気持ち的にもスッキリ。
掃除後、件の”常にCPU使用率50%超え”のファイルを開いてみたら、25%以下で安定!

 

ということで、一応解決。

 

参考になれば幸いです。参考にならなかったらごめんなさい。

 

 

 

mushic、2018年もGLOBAL ARK出るってよ

 

暇なら聴いてくださいませ、2018年7月のデモトラック

soundcloud.com